イジワルな旦那様とかりそめ新婚生活
お姉ちゃんはいない?

刹那さんの言葉に思わずホッとする。

でも……帰国した日を早めたって……私が刹那さんとの連絡を断ったからだろうか?

そうだとしたら、刹那さんにはちょっと悪いけど嬉しい。

「……帰国した日を早めたって。今日は金曜日じゃないんですか?」

「木曜日だ。誰かさんと音信不通になって帰国を早めたからな」

刹那さんが目を細めて私をじっと見据える。

「ははは。すみません。大変ご迷惑をおかけしました」

頬をポリポリかきながら刹那さんに謝る。

「だが、おかしいな。薫子が戻れば朗報のはずだろう?どうして寝不足と食欲不振で倒れる?」

どこか意地悪な光を宿した目が私の瞳を射抜く。

刹那さんの言葉に私は固まった。

どうしよう‼どうしよう‼

これだけは言えないよ。口が裂けても言えない~。
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