イジワルな旦那様とかりそめ新婚生活
二時間位ラウンジにいたのだろうか。

夕日が沈んで、目の前には綺麗な夜景が広がる。

やっぱり高層階っていい。

二人でしばらく夜景を楽しんだ後は、ラウンジを出て、一つ下の階の客室に向かう。

「食べた後は動かないとな」

「動く?部屋でテレビ見て楽しむんじゃないんですか?」

「動かないと牛になるぞ」

部屋に着くと刹那さんがドアを開けた。

八十平米はありそうなエクゼクティブスイート。

グリーンの豪華なソファーの上には浴衣が置いてある。

「浴衣に着替えて庭園に行くぞ」

「庭園?もう暗いですけど。ライトアップされてるんですか?」

「さあ、どうかな」

刹那さんはフッと微笑しながら言葉を濁す。

確かに食べすぎたし、運動しないとね。
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