監禁ダイアリー
早く空の上に逝きたい。
誰か...そこにあたしを連れてって。
勢いよく開けた日記のノートに、悲しみながら今日の思いを書く。
最後にどうにもならない文を書いたら、すぐにノートを閉じ自分から遠ざけた。
達さんの事...
前にもこんなことあったから、痛みは少し減っていたし、怖さも和らいでいた。
それだけあたしの心が更に灰になっている気がする。
そしてあたしは、毛布を被った。
朝になってる。
目を擦り再び目を開けると、隣には達さんがいた。
あたしはびっくりした。
またなんか、ヤりに来たのか。
だけど何もしてこない。
あたしは無駄だとわかっていながら、彼と距離を取る。
彼が一瞬だけこっちを見た時、切なそうな目をしていた。
何であんたがそんな目してんの。
あたしはそんな彼に応えない。