GET!~アイツを振り向かせたい気持ちは120%~



「だって、怪二カッコイイじゃん。エースだしモテるし」


「そうだねー。最近はね、みんなが騒ぐのも分かる気がする」


「城薗さん!?」


前までは何とも思ってなかったけど、ココだけの話、怪二がカッコよく見える時がある。


「でも……」


そう言いながら、チラッと志摩を見るあたし。シュンとしている志摩が、ゆっくりあたしを見る。


「でも、何?」


ぷっ、志摩……今にも泣きそうなんだけど。


「あたしにとってのどストライクは、志摩だけだって!」


さっきのあたしの言葉を真に受けて落ち込んでいる志摩に、ギューッて抱きついて伝えたあたし。


「しっ、城薗さ……っ!?」


志摩のしんぞー、ドキドキいってる。


「なによー、志摩。離れた方がいい?」


「は、離れなくていいっ。でも、走った後だから、俺汗くさいかもって思って……」


「本当だ。志摩汗臭っ!親父臭!!」


「マジ!?えっ、城薗さんすぐ離れてっ」


「やーだねっ」


ダメだ。


志摩といると、楽しすぎる。


ずっと面白くて楽しくて、でもやっぱり、ドキドキの基(もと)はいっぱい持っててさ。


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