GET!~アイツを振り向かせたい気持ちは120%~
「志摩っ」
「ん?まだ臭いの気になる!?」
あたしの一言一言で、志摩がもっとあたしに夢中になってくれますように。
「好きだよ」
志摩からの好きが、どうか冷めませんように。
「よし!志摩、怪我してるし保健室行こっか?」
すっかり忘れてたけど、志摩はココに来る前に怪我をしていた。
「あっ、そうだった。城薗さんの気持ちが変わってなかったのが嬉しくて、怪我のことなんて忘れてたっ」
そう言って、ケラケラ笑う志摩を見て、意地悪心が芽生えたあたしは、志摩の怪我をちょんと触った。
「いってー!こらっ、城薗さんっ!!」
半泣きになりながら叫ぶ志摩。あたしは志摩から逃げるように駆け出した。
「城薗さーんっ!待ってって!」
後ろからは志摩の声。
「志ー摩っ!早く保健室行くよー!」
そう叫ぶけど、なかなか追い付かない志摩。理由は1つ、運動音痴な志摩は走るのは……不得意なのだから。
「……ふぅ、仕方ないなぁ」
ゆっくりと志摩の元へ足を進める。息の上がった志摩と距離が縮まる。