シンデレラに恋のカクテル・マジック
菜々は元気に返事をして、ステージへと続く階段を永輝と一緒に上る。一番上の段を上ってステージに立つと、イベントスタッフが設置してくれたバーカウンター代わりの長テーブルの向こうに、ずらりと観客の姿が見えた。商店街のイベントだから、観客数はせいぜい数十人といったところだが、ステージの上で何かするというのは菜々にとっては初めての経験だ。チラリと永輝の方を見ると、彼は落ち着いた表情で客席を見渡していた。
「前の席に座っているのは商店街の古くからのお客さん。真ん中辺りには家族連れと中学生、高校生のグループ。後ろの方にはカップルが何人か」
「たくさんいますね~」
菜々が小声で言うと、永輝がニヤッと笑った。
「あの中の誰か一人にでも楽しいって思わせてみようよ」
その輝くような永輝の表情に、菜々の体が、ハートが熱くなる。
(やっぱり永輝さんが好き……。大好きな永輝さんと最高のパフォーマンスをして、誰か一人にでも楽しいって思ってもらいたい!)
「前の席に座っているのは商店街の古くからのお客さん。真ん中辺りには家族連れと中学生、高校生のグループ。後ろの方にはカップルが何人か」
「たくさんいますね~」
菜々が小声で言うと、永輝がニヤッと笑った。
「あの中の誰か一人にでも楽しいって思わせてみようよ」
その輝くような永輝の表情に、菜々の体が、ハートが熱くなる。
(やっぱり永輝さんが好き……。大好きな永輝さんと最高のパフォーマンスをして、誰か一人にでも楽しいって思ってもらいたい!)