初恋しました




「あっつ……」



夕方とはいえ、夏はやはり熱い。


今までずっと冷房のあるところにいたから余計にそう感じるのかもしれない。


ふう、と息を吐き、まずは珀のいるであろう図書館に向かった。


中に入ると、心地よい空気が全身を覆う。


夏は熱いからあまり好きじゃない。


まだ寒さの方が我満できる。


文明の利器に感謝だな。


大声を出すわけにもいかず、珀はどこにいるのかと図書館の中を回ってみて。


少し歩けば、それらしき後ろ姿を見つけた。


その隣には見知らぬ女の子の姿が。


見たところ、俺と同じか1、2個ぐらい下だろうか。



「へぇ、そうなんだぁ。お姉ちゃんやっぱりすごいね!」


「そうかな?ありがとう」


「ほかには!ほかには何かオススメある?」


「そうだなー……わたしはこれとか好きかな。

それより、読書感想文の本は探さなくてもいいの?」






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