初恋しました
まだ慣れていない高校までの道のりを1人で歩く。
今までは拓と行っていたからヘンな感じだが、この感覚もすぐに慣れるんだろう。
学校に到着し、同じ中学だったやつらと入学式の行われる体育館に移動する。
空いていた席に座って話していると、時間になったのか、ステージに先生らしい人が立って。
まぁ代わり映えのない挨拶を聞き流し、すぐに入学式は終わった。
校門で待っているだろう拓のもとに急いで向かう。
入学式に違う高校の制服を着ていれば嫌でも目立つ。
ザッと見回してみると、拓のことはすぐに分かった。
注目浴びてるな……
内心あまり近づきたくはないが、放っておくわけにもいかなかい。
仕方ないと諦めて俺は拓のもとへ足を進めた。
「拓、待ったか?」
「志貴……お前おせぇよぉっ」
「うぉっ!?」
見るも情けない顔をしているかと思いきや、強烈そうなタックルをかましてくる拓を避ける。