君のために歌う歌
「ねぇ、お目当ていないなら、俺らと遊びに行こうよ。」



剃り込みが宙子の手を掴んで少し引いた。


口調は優しいのに、その力は強く、乱暴で、宙子は恐怖した。



『おまえ、危ない。』



高橋の言葉が頭の中でリフレインした。


パーマにも歩くよう押し出される。




(怖い……!


やだ……!


助けて……





ヒロ……!!!)
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