君のために歌う歌
陽翔は私達のものだからと付き合うな、と言われると思っていた宙子には、それは意外な話だった。
そして、宙子にはどうでもいい話だった。
本当は、3人の話を全部否定したかった。
陽翔はそんな人じゃない。
いつだって素直に生きている。
それを勘違いするのはその人の勝手だ。
陽翔は、思った様に生きている人だ。
そして、私はその陽翔を好きになってしまった。
勘違いでも、
もし
もし、陽翔の言葉が嘘でも
私が陽翔を好きな気持ちは変わらない。