赤いエスプレッソをのせて
周りを見渡すと、私以外に人はあまりいなかった。

よくよく考えてみれば、休みの日こそ人は多いにしても、今日は平日なのだ。

こうして、のほほんとやっている私のほうが完璧にプーで、大学くらい行けよって自分に突っ込んでしまいたくなる。

まあ、突っ込んだところで、行く気になんてなれないんだけど。

私は、勉強が嫌いだ。それでも大学を受験したのは、詩を書きたかったから。

詩、そう、うただ。

それで、文学科に進んだことは進んだんだんだけど、実際、ほかにも教科を選択しなきゃなんなかったし、詩だけに専念することもできなかった。

レポートなるものが、特に邪魔をしたのだ。

でまあ、大学に行くのが億劫になった私はハンプティー・ダンプティー状態になってしまって……

結局は、ポエマーになりきれなかったというわけだ。
< 31 / 183 >

この作品をシェア

pagetop