9歳差は、アリですか?
しかし、
「立原?具合でも悪いのか」
なんて聞く人はいない。ただ今日はやけに無だな、機嫌悪いのかなあ、と思うだけで敢えて誰も口にしなかった。すると余計脳内がおかしくなりそうだ。
「立原さんは帰ってきて早々で悪いんだけど、会議が始まるので会議室に行こうか」
上司の一声で助かった。仕事に没頭しなければ、浅岡が頭から離れない。
伏せ気味の目で立原は軽く頷いた。仕事だと割り切りそこはしっかりとやっておきたい。頭を振って浅岡の事を追い出す。考えるのは会議が終わってからにしよう。気持ちを切り替えて会議に臨んだ。
「名古屋支局から戻りました、立原です。名古屋支局の報告をします。えー、今現在ですね…ーー」
仕事は一応できる方だったのでテキパキと報告を終わらせ、名古屋の仕事はこれで完結した。
「じゃあ、立原さんお疲れ。俺、する事ないし帰るね」
会議が終わると笹山は荷物をまとめて帰る支度をし始める。もう帰るとは思ってなかったため、無意識のうちに立原は止めに入った。
「課長、もう帰るんですか。まだ居たらどうです?」
「んー、する事俺ないし、居ても、ねえ?」
「でも、新幹線の時間まだじゃないですか。お昼過ぎでしょう」
「適当に時間潰すよ」
そう言われると反論できない。何か言おうと迷っていると、後ろから上司に声をかけられた。
「立原?具合でも悪いのか」
なんて聞く人はいない。ただ今日はやけに無だな、機嫌悪いのかなあ、と思うだけで敢えて誰も口にしなかった。すると余計脳内がおかしくなりそうだ。
「立原さんは帰ってきて早々で悪いんだけど、会議が始まるので会議室に行こうか」
上司の一声で助かった。仕事に没頭しなければ、浅岡が頭から離れない。
伏せ気味の目で立原は軽く頷いた。仕事だと割り切りそこはしっかりとやっておきたい。頭を振って浅岡の事を追い出す。考えるのは会議が終わってからにしよう。気持ちを切り替えて会議に臨んだ。
「名古屋支局から戻りました、立原です。名古屋支局の報告をします。えー、今現在ですね…ーー」
仕事は一応できる方だったのでテキパキと報告を終わらせ、名古屋の仕事はこれで完結した。
「じゃあ、立原さんお疲れ。俺、する事ないし帰るね」
会議が終わると笹山は荷物をまとめて帰る支度をし始める。もう帰るとは思ってなかったため、無意識のうちに立原は止めに入った。
「課長、もう帰るんですか。まだ居たらどうです?」
「んー、する事俺ないし、居ても、ねえ?」
「でも、新幹線の時間まだじゃないですか。お昼過ぎでしょう」
「適当に時間潰すよ」
そう言われると反論できない。何か言おうと迷っていると、後ろから上司に声をかけられた。