ジャスミン花
「家まで送ろっか?」


そう中川さんは言った


「いぇ、大丈夫ですょ」


「危ないし近く迄送るわ」


「ぢゃ…中野坂上の駅で」


「了解ッ」

歌舞伎町に着いた車は中野へ向かって走り出した



中野坂上の駅に着いて車から降りる私


「ありがとうございました」
と言って車から降りた

中川さんは
「いぃえ、おやすみ」

「はぁーい、おやすみなさい」

私は正気では居られなかった

涙がこぼれそうになってたから


゛ちゃんと笑顔でおれたんかな"


歩きながらそう思った


家に着いて、オートロックを開けて4階へ


鍵を開けると寝室は電気が付いていて
靴を脱いで部屋へ入る


ゆぅは寝息を立てて寝ている

私はソファーに座りある曲をかけた



『貴方の未来を壊してしまいそうで…
貴方の隣に居たいのに…』

そんな歌だった


私は泣きそうな目から自然と涙が溢れ出した


゛全てが重なる中川さんは一体…なんやってんやろ…"


泣きつかれた私は
いつの間にか私はソファーで寝ていた



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ねぇ…愛してるの数はどんどん大きくなっていく
ねぇ…些細な喧嘩だって
些細な事も愛おしい位大好きだから…
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