LONELY GUARDIAN―守り人は孤独と愛を歌う―


「ぼくって、チワワなんですか……?」

「かわいい子犬系男子でしょ。

あっきーは、パッと見、狼系?

の割には、実は草食系男子だよね~。

ね、じれったいっしょ、鈴蘭ちゃん?」

「なな何でわたしに話を振るんですか!?」

「理仁、いちいちふざけてんじゃねえ!」


アジュが豪快に笑った。

笑われるこっちとしちゃ、気分がいいものでもない。


「おいおい、そうにらむなよ。

銀髪の悪魔だっけか。

噂は聞いてたんだが、意外に普通の高校生だな」


耳を疑った。


「オレが、普通?」

「おじさんの目には、そう映るってこった。

よかったな、海牙。

愉快な友達ができて」


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