誰よりも、君が好き
「おはよう、ちょっといいかな」
「いいよ。どうかしたの?」
「実はね、私…隼人くんに告白されちゃって」
「え…ナニソレ!イミワカンナイ!」
………だめだ。
どうしよう、今になって緊張してきちゃったよ。
―――朝、学校に行くまでの道。
何度も脳内でしたシュミレーションをブツブツと声に出しながら歩いていた。
朝早くだから道には誰もいないから、声に出しても平気だしねっ
…じゃなくて。
そういう問題じゃなくて……!
緊張しすぎて、今にも倒れてしまいそうだった。
怖いの、やっぱり、直接話すのは。