私の身体と心
顔を上げたとたんに、キスされた。

今まで何度もベッドでもらったキス。

そのどれよりも優しい優しいキス。

私も彼の首に腕を回した。

「じゃあ、態度で示してもらおうか。」

彼はニヤッと笑うと、ソファの上に私を押し倒した。

「たまにはベッド以外でも良いんじゃない?」

彼は私の首に顔を寄せた。

「恭弥さん…。」

熱い吐息とともに、あふれた彼の名前。

「いい加減、呼び捨てにしてくれよな。俺は初めから侑希って呼んでいるだろう?それにもずっと気持ちの温度差を感じていたんだ。」

「どうしよう…。すごく恥ずかしい。」

私は戸惑ったような声を出した。

「どうして?いつも抱き合ってるじゃないか?」
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