君と二人で奏でる音




手が、痙攣したように震える。



こんなに緊張するのなんて初めてで、透の顔が見れなくなっちゃう。






少しずつ視線は下がっていって、ついに足元にまで落ちたとき。







「…本当?」







私よりもちょっとだけ上で、透の声が聞こえた。






「う、嘘で告白なんてするわけないでしょ!?」






強がりから、いつもより強くなってしまう口調。



けど、透はそんなこと気にしないと言ったようにする。






「…なんか言ってよ」





沈黙に耐えきれなくなって声を発すると、頭上からため息が聞こえた。





「…っ、私の告白は、そんなに迷惑……きゃっ」





私が顔をあげた瞬間、透が私の腕をひいて。



…気づけば、透の腕の中にいた。






っなんで……






「好きだよ」




「……え?」








< 27 / 32 >

この作品をシェア

pagetop