君と二人で奏でる音




「わ、私が、作詞!?」


「うん、そう」




透は微笑んで、私の瞳を見つめる。


正直、意味わかんないし、唐突すぎるって、思った。

…でも、それを透が望むって言うのなら ……やってみるのも悪くないかもしれない。






「…うん、分かった」


私はコクりと頷く。


「…やってみるよ 透と一緒に」




私の返事に、透は大袈裟なほどに喜んだ。

透が嬉しいなら、私も嬉しい。


思わず、笑みが溢れる。
















「ねぇ」


「んー?」


「なんで急にこんなこと言ったの?」



私が疑問を透に伝えると、透と目を合わせてこう言った。




「…俺、七海とバンドを組みたいんだ」


「………バン、ド…?」




聞きなれないその単語


…私たちの歌を、私たちで歌う…って、こと?






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