君と二人で奏でる音
透は少し照れたようにして頭をポリポリとかく。
「七海とだったら、絶対楽しいと思ってさ」
そんな透の言葉に私は嬉しくなる。
…そうやって思ってくれてなら、私も頑張ろうって、思う。
透の曲は、透らしい優しい感じ。
だから、私もそれに合わせるように詞を書く。
上手くできてるのかはよく分からないけれど、透が笑ってくれるから、私は嬉しくてどんどん言葉が溢れてくるの。
私の感情をのせた詞が、透の音と合さるのが嬉しくて
曲が完成したときはいつもドキドキが止まらなくて。
いつしか私にとって詞を書くことは日常の一部になって
透がいるとか、そういうの全部関係なしに
…詞を書くことが楽しいって、好きだって思うようになった。
私たちは二人きりになると、曲の話をすることがほとんど。
でもそれが楽しくて、透といる時間はなにより幸せで
…透がひたすらに大好きで、これからもこんな日々が続いていくんだって
そう、思っていた。
