真っ赤なお伽話
僕の意識が戻った時には既に昼休みに入っていた。教室内は、騒がしくまるで朝の出来事何てなかったかのようだった。鞄の中からパンと飲み物が入ったコンビニの袋を取りだし屋上に向かおうと教室を出ようとすると、背中越しに誰かに呼び止められた。
振り向くと、そこには病的なからだの細さと肌の白さの少女が立っている。
「あぁ・・・昨日イジめられてた子か。」
「・・・はい。」
いじめられっこはうつ向き表情が読み取れない。
「何?あぁ・・・僕の事なら気にしなくていいよ。どうでも良いよ、菊の花とか。」
「赤嶺さんの事で・・・」
しゃべり方は辿々しく声も小さいので非常に聞き取りづらい。失礼な話だが、いじめられるのもうなづけた。
「そ。じゃあ、僕屋上行くからそこで話しようか。」
いじめられっこは、返事をしなかったものの僕が歩き出すとついてきたのでそのまま屋上に歩を進めた。
廊下を歩いてると奇異の目で見られているのがわかる。それもそうだろう・・・学校内でも有数の無口が二人同時に並んでいるのだから。
屋上の扉につくと僕はポケットから鍵を取りだし扉を開けた。
屋上には当然誰もいず、太陽の光が燦々と降り注ぎ、気持ちの良い風が頬を撫でる。僕がフェンスの近くで腰を降ろすと、いじめられっこも一人分を距離を起き座った。
「で、話って?」
「・・・赤嶺さん、怒ってない?」
この質問には少し驚いた。他人の目を気にするなんて。とっくのとうに人とのコミュニケーションを諦めてるかと思ったらまだ諦めていなかったのか。僕と違って往生際が悪いな。
ーーーーーオマエガイルダケデメイワクダ。
コノバケモン。
オマエガイルセイデオレラハ・・・
ネェ、ナンデワタシガコロサレナケレバナラナイノ?
振り向くと、そこには病的なからだの細さと肌の白さの少女が立っている。
「あぁ・・・昨日イジめられてた子か。」
「・・・はい。」
いじめられっこはうつ向き表情が読み取れない。
「何?あぁ・・・僕の事なら気にしなくていいよ。どうでも良いよ、菊の花とか。」
「赤嶺さんの事で・・・」
しゃべり方は辿々しく声も小さいので非常に聞き取りづらい。失礼な話だが、いじめられるのもうなづけた。
「そ。じゃあ、僕屋上行くからそこで話しようか。」
いじめられっこは、返事をしなかったものの僕が歩き出すとついてきたのでそのまま屋上に歩を進めた。
廊下を歩いてると奇異の目で見られているのがわかる。それもそうだろう・・・学校内でも有数の無口が二人同時に並んでいるのだから。
屋上の扉につくと僕はポケットから鍵を取りだし扉を開けた。
屋上には当然誰もいず、太陽の光が燦々と降り注ぎ、気持ちの良い風が頬を撫でる。僕がフェンスの近くで腰を降ろすと、いじめられっこも一人分を距離を起き座った。
「で、話って?」
「・・・赤嶺さん、怒ってない?」
この質問には少し驚いた。他人の目を気にするなんて。とっくのとうに人とのコミュニケーションを諦めてるかと思ったらまだ諦めていなかったのか。僕と違って往生際が悪いな。
ーーーーーオマエガイルダケデメイワクダ。
コノバケモン。
オマエガイルセイデオレラハ・・・
ネェ、ナンデワタシガコロサレナケレバナラナイノ?