真っ赤なお伽話
「で、何?梨香の事で復讐でもするっていうの?ぶん殴るの?それともわたし殺しちゃうの?」
バカにしたような笑い声を上げる為定さん。
「まさかまさか、止めてくれよ。僕はそんな暴力的じゃない。」
精神破壊や嫌がらせが本職なのだから。
「というと、あれか赤嶺さんが死んだのは僕たちがあやまらなかったからという事?」
「さっきそう言ったじゃない。」
「ふぅん…ところで、君たちの付き合いはどれぐらいなのかな?」
悪意むき出しの不思議そうな顔をする。
「…節子とは中学二年から。しずるとは高校はいってから友達だけど。」
友達か・・・人を信じるふりして裏切り。裏切るふりして信じ。隙を見せたら付け入ることを考え。隙がなければ仲が良いフリをし。
昨日の敵は今日の友?じゃあ、昨日の友は今日の敵。愛と恋の違い?馬鹿馬鹿しい。そんな事に悩むために大事な十代の時間を潰すんじゃない。そんなの愛と憎悪の違いに比べたら違いすぎている。
「ふふふ…そうかいそうかい。」
「さっきから何なのよ、回りくどい!」
激昂し声を張り上げ、金網のフェンスを殴りつける。金網は震えながらがしゃがしゃと音を立てた。
「おいおい怒らないでおくれよ。僕は逃げてばかりだからせかされると逃げたくなる。…時に為定さん。そんな服装をし始めたのは中学のころから?」
「…高校はいってからよ。」
「何故、そんな派手な格好をし始めたのだい?昔は歌舞伎者なんて言われて疎まれたものなんだけど。」
「節子が急にし始めたから、それに合わせたのよ。」
「じゃあ、富野さんのためにという事か。」
「そうよ。」
「それは富野さんのせいで…と、とって良いんだね?」
「はぁ?べつに節子のせいではないし。」
「誰かのためにと、誰かのせいにはどれほどの違いがあるのかな?」
僕にはそこにはレトリックレベルでの違いしか見出せない。他人を因としてしか、果を生み出せない。なぜか?それは、自分に責任が掛かるのを避けるため。誰しもが責任という重荷をたらい回しにする。さながら爆弾ゲーム。
バカにしたような笑い声を上げる為定さん。
「まさかまさか、止めてくれよ。僕はそんな暴力的じゃない。」
精神破壊や嫌がらせが本職なのだから。
「というと、あれか赤嶺さんが死んだのは僕たちがあやまらなかったからという事?」
「さっきそう言ったじゃない。」
「ふぅん…ところで、君たちの付き合いはどれぐらいなのかな?」
悪意むき出しの不思議そうな顔をする。
「…節子とは中学二年から。しずるとは高校はいってから友達だけど。」
友達か・・・人を信じるふりして裏切り。裏切るふりして信じ。隙を見せたら付け入ることを考え。隙がなければ仲が良いフリをし。
昨日の敵は今日の友?じゃあ、昨日の友は今日の敵。愛と恋の違い?馬鹿馬鹿しい。そんな事に悩むために大事な十代の時間を潰すんじゃない。そんなの愛と憎悪の違いに比べたら違いすぎている。
「ふふふ…そうかいそうかい。」
「さっきから何なのよ、回りくどい!」
激昂し声を張り上げ、金網のフェンスを殴りつける。金網は震えながらがしゃがしゃと音を立てた。
「おいおい怒らないでおくれよ。僕は逃げてばかりだからせかされると逃げたくなる。…時に為定さん。そんな服装をし始めたのは中学のころから?」
「…高校はいってからよ。」
「何故、そんな派手な格好をし始めたのだい?昔は歌舞伎者なんて言われて疎まれたものなんだけど。」
「節子が急にし始めたから、それに合わせたのよ。」
「じゃあ、富野さんのためにという事か。」
「そうよ。」
「それは富野さんのせいで…と、とって良いんだね?」
「はぁ?べつに節子のせいではないし。」
「誰かのためにと、誰かのせいにはどれほどの違いがあるのかな?」
僕にはそこにはレトリックレベルでの違いしか見出せない。他人を因としてしか、果を生み出せない。なぜか?それは、自分に責任が掛かるのを避けるため。誰しもが責任という重荷をたらい回しにする。さながら爆弾ゲーム。