いと。

それから私は、怖くてポイントインに行けなかった。

電話もラインもしなかった。薫を失ってしまうかもしれないことが怖くて、ただ怯えていた。

また現実から目を瞑って逃げてるってわかっていたのに。

目を閉じて浮かぶ薫の表情は、いつも怒っていた。


薫からも………連絡はなかった。


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