いと。
「決めてくれた?一緒に暮らすこと。」
店内に通してすぐ焦ったように結衣はそう言った。
「………急いでるのか?」
「え?」
真剣な顔つきが一瞬ピクリと歪む。
「あいつの父親に言われてここに来たんだろう?…じゃなきゃここにいるってわかるわけなかったよな。
なんて条件を出されたんだよ。」
「…っ!そ…れは……!」
結衣の表情は一気に強張った。返事を聞く必要がないくらい、答えはハッキリしていた。
戸澤の言う通りか…。
でも、大事なのはそんなことじゃないな。
「いや、いいよ。」
一番大事なのは…………。