いと。

ドクンドクンと煩いほど心臓が鳴る。

まるで、開けてはいけない見てはいけないと、警告しているようだった。

だけど、彼女が俺に当てた想いを知らないわけにはいかなかった。

震える手で封を開け、便箋を取り出す。

開くと………何かがぽとりと、荷物の入った箱に落ちた。

「…これ……は。」

探って出てきたのは、見覚えのあるピンクゴールド。

それは、愛が一度も外したことがない指輪だった。

「…………愛?」

心臓はもう、はちきれそうに暴れていた。

おそるおそる文字を追う。

そこに書いてあったのは…。


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