いと。
「あ、ちょっと待ってて。」
「うん?」
顔を埋めた温もりが離れ、曜は自室へと消えた。
かと思うと、すぐに戻ってまた隣に座り私を引き寄せてもたれさせる。
「もういいの?」
自然と出た言葉に返された答えはこうだった。
「いや、大事なことがひとつある。」
そう言いながら指を絡ませてくる声は甘い。
「用事?それなら私はもう……え?」
左手にひやりと違和感を覚えた途端、その手を持ち上げられて得意げな顔で見せられた。
そこにあったのは………
「……ゆ…びわ?………曜、これ……?」
「愛にはコレだって一瞬で決めたんだ。
…似合ってる。これで一生、愛はオレのもの。」
キラリと光るそれは、ダイヤを使ったバラモチーフにピンクダイヤが添えられたとてもステキなデザインで…突然のことに驚いた私を見て楽しそうに幸せそうに微笑む曜を見ていたら、どうしようもない幸せがこみ上げてきた。