いと。

目の前の温もりに意識を引かれるように目を覚ます。

気づけば曜の肩に頭を乗せて向かい合わせで抱きしめられて寝ていた。

…………何時だろ、朝ごはんの支度……。

曜の愛情表現のおかげで気だるい身体をそっと起こし、裸のままベッドのふちに腰掛けてそのまま伸びをして小さく息を吐いた。

「…………いい眺め。」

「ひゃあっ!?」

後ろから伸びてきた腕を抱きつくように腰に回されてくびれにキスをされる。

「やっ!…曜!何してんの、もう!」

「お前が誘うようなカッコしてるからだ。オレは不可抗力。……よっと。」

造作もないと言わんばかりベッドの中に戻され、抵抗する間も無く組み敷かれる。

「ね、朝ごはんの支度しなきゃ……っ。」

ささやかな反論は空に消され、塞がれる唇と優雅に指先で這われる肌から数時間前の熱をまた灯される。

「…まだいいだろ。先に愛を喰う。」

「喰うって…!あっ!や……んっ!」

そのまま……朝に似つかわしくない曜の『お食事』は、私が疲れ果ててしまうまで続いた。


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