いと。
「ね、曜。私、お母さんに…会いに行こうと思う。」
突然の申し出だった。つい数週間前だったかに行ってきたのに。
「………うん?」
頂き物のシャンパンを風呂上がりにふたりで飲んでいる時だった。
「曜と結婚するってちゃんと言ってこようかと思って。それで………会いに行くのも最後にしようかなって。」
「愛………。」
母は母。自分は自分。これからは自分とオレとの未来に全力を注ぐ。
いつまでも心のどこかで母の愛情を求める子供じみた自分はもうおしまい…そう言って笑った。
ホントに、強い女だよ、まったく。