いと。

………白紙?

今、愛の母親は結婚を『白紙』と言った。

「……なんだ?何があった?じゃあ愛はどこにいる!?」

急いで父に電話をかける。

「父さん?…眞城との結婚の話はどうなってる?先方から何か話はある?」

でも………

「向こうから?いや、今頃せっせと準備してるだろう。何かあったか?」

「………いや、なんでもない。」

父は何も知らなかった。眞城側に理由があるとするならとうに伝わっているはずだ。

「…聞きにいくしかないよな。」

オレはいてもたってもいられず京都に発った。

何があったのか聞くために。


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