いと。
「……………。」
冷蔵庫の中身を見て考える。
今日は何を作ろうか………。
愛は結構料理が美味かった。
手際もいいし味付けもオレ好みだった。
『自分で食べるのは好きじゃないけど振る舞うのは割と好きで。
学生時代はよく友達に作ってましたよ。』
そうニコニコと話していた。
そういう道もあったんじゃないかと返したら、
「あの人のように料理を商売にはしない。目の前にいる人が美味しいと言ってくれればそれでいい。」
そうハッキリと言った。
「………愛が作ったスープが食べたい。」
独り言は、誰にも届かず消えていった。