いと。
「………っ!」
パチリと目がさめる。
身体を起こし、溜息をひとつゆっくりと吐いた。
………いつもこうだ。
答えを聞くことなく、目が覚めてしまう。
「夢でもいいから、『いいよ』って聞きたいのにな……。」
思いの外消え入りそうな声が出たことに自分で驚いて胸が痛む。
迷わないで進むんだと、強く生きると決めたくせに答えを求めるなんて間違ってるなって思うけど、
きっと私は一生こうやって、聞けることがない答えを曜に問いかけながら生きていくんだろう。
曜に貰った幸せを、大切に大切に抱えながら。