D.o.t.L~Drag of the Love~
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【聖莉side】
こうなっえしまえば簡単だった。
いつものように彼に身を委ねて
素直に触れられて
素直に求められる。
身体を重ねても重ねても
彼の弱さは強くならず
穴はどんどん深くなっている。
彼は私と身体重ねるときだけ
優しさを忘れ、貪るように、
壊れていた。
──────そして
「聖莉....手だして」
ベッドの横の引き出しから、注射器を取り出す
そして粉を溶かし注射器にいれ
「力抜いて」
その注射器の針は私の肌と触れ合う。
「...っ。」
こうして私は、空高くに飛びにいくような感覚で、
目を閉じる。
こうすればきっと、気持ちよくなれる。
「....ごめんな、聖莉。」
私の意識が少しある状態の瞬間に彼も自分に注射器をさす。
そして
「俺から離れるな」
私を抱きしめる。
私たちは、空高くを飛ぼうとしているのではなく
深い深い闇に飛び込んでいくのだった。