D.o.t.L~Drag of the Love~


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【隼人─トウドウハヤト─side】







親父が倒れたって聞いて、俺は聖莉を家において病院へ行った。





「ったく、大丈夫かよ」



部屋のドアを開けた瞬間舎弟のやつらと豪快に笑っている親父が目に飛び込んできた。



「おお、隼人。お前まできたか、まあ座れ座れ」




さっと舎弟たちが場所を開け、頭を下げる。




「んで、大丈夫なのかよ」



「お前、このわしが早々に死ぬと思ってんのか?」



「べつにちげーけど」





「ふっわしはもっともっとうちの組を大きくしてもっともっと稼ぐつもりだけどな」




頭をかいて、また豪快に笑う。






「そっ、まあそんくらい元気があれば当分大丈夫だな。」




「そうだそうだ、ほらお前もとっとと帰って自分の部下たちに美味しいメシおごってこい」





「ったく、せっかくきてやったのに

それに今日のメシは先約があんだよばーか」


「なんだ、女か」


にやにやと笑う親父に俺は微笑んで



「手料理な」


そう言うとにやにやとする表情をより俺にむけてきた。

それから親父の大好物の豆大福を置いて俺は病室をでていった。







「カシラ。」





俺と歩幅を揃えて、後ろに立つ若頭補佐の千早が俺に声をかける。




「おう」


「これを...」


斜め後ろなら渡された茶封筒を受け取り俺は車に入る。





運転席に素早く座る千早。



無口の割に背が高いこいつと俺はほとんど、いつも行動を共にしている。






そして、この封筒を渡すときの千早の顔は少し曇るのが恒例だ。




チラッと運転席に目をやり封筒をあける



そこには、3枚の写真が入っていた。




「だれだ、こいつ」



「桜鈴学園2年A組35番葛城蓮です」





そこには、制服を着る男と



買物袋をもつ女が写っていた






「......聖莉」







俺は、拳に力を入れていることに気づかなかった。





もちろん、その手の中にある写真がぐしゃぐしゃになっていたことも───。
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