カムフラージュの恋人
朝、目を覚ますと、隣に雅彦はいなかった。

え?あいつ・・・帰ったの?

途端に目が覚めた私は、ガバッとベッドから上体を起こすと・・・。
狭いキッチンにいる雅彦の姿が見えて、私は心底ホッとした。

私はグーンと両手足を伸ばすと、ベッドから下りて、床にクシャッと落ちてるシャツと下着を、とりあえず身につけた。



「・・・おはよう、雅彦」
「おはよーきよい。やっぱさ、おまえんちダメ」
「・・・は」

まさか朝一番に、大好きなこいつから「ダメ」なんて言われるとは思ってなかった私の涙腺が、途端に緩む。
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