闘争少女【前編】完
『………遅い』
バッ_!!!
あれから
5分、10分経ってもリノは帰ってこない
イスズは妙な胸騒ぎを感じた
そしていてもたってもいられず
リノを探しに売店へと向かった…
すると売店へと続く
プール沿いの通路にリノの姿が見えた
思わず声をかけようとした瞬間……
「ヤ!やめてくださいっ!!!」
リノの大きな声が聞こえが響いた
「あぁ?んだよ、いいだろ少しくらい
俺らとちょっと遊ぶだけじゃん…な?」
「だ、だから嫌だって言ってるでしょ!
友達が待ってるの…だから離してっ…てば」
「じゃあその友達とも遊ぼうよ
ならいいだろ?ほら、行くぞっ!!!」
「ちょっ……;」
案の定イスズの予想が的中していた
リノは今にも
20代くらいのガン黒野郎2人組にナンパされ
どこかへ連れさられそうになっていた