最後のコトバ
それから1週間と少しが過ぎた頃、学校から帰って来ると姉の靴があった。
帰って来た喜びに、俺は急いで家に入る。
何よりも先に謝ろうと。
これからは、姉のことも考えて行動しなくてはと思っていた。
玄関から真っ直ぐリビングに向かう。
「姉さんっ!……っ」
勢いよく扉を開けた先には、信じられない光景があった。
夕日が差し込むリビングの真ん中で、姉が首を吊っていたんだ。
「姉さん……?」
呼びかけに返事もない。
俺は、現実を受け入れることが出来ない。
ただただ、目の前の光景を見つめていた。
ふと、目線を下に移すと、「遺書」と書いてあるものがあった。
ゆっくりとそれを拾い、広げた。