最後のコトバ
そこには、姉の悲痛な叫びが綴られていた。
同年代の他の子とは違い、助けがない現状、恋愛すら出来ない心、そして俺への想い。
最後には、
“1人残していくことを許してね。
こんな姉でごめんなさい。”
と、書かれていた。
違う……。
全部、俺のせいだ。
甘えていた俺のせいなんだ。
俺は、何も持たずに家を飛び出した。
なぜ、こんなになるまで気付かなかったのか。
他の誰でもない。
姉を追い詰めたのは、俺だった。
周りも気にせず、無我夢中で走った。
そして、ビルの屋上へ来た。
そこは偶然にも、梨華と出会った場所だった。
俺はここで、梨華同様に身を投げたんだ。