最後のコトバ
「へぇー、顔も赤くなるね。
以前よりも、だいぶん感情が出るようになったな」
マジマジと見られながら、そんなことを言われる。
一層恥ずかしくなって、ふいと顔をそらす。
だいたい、そんなに表情が出ているとは思わない。
少しだけ緩むのは自覚しているけど、表情が出るほとじゃないと思う。
そう思うのに、視線は感じたまま。
顔をそらしているから、どんな表情で見ているとか分かんないけど、こっちを見ているのは確かだ。
いつまで見ているのだろう。
そのため、赤くなった顔の熱は下がらない。
「ところで、あまり考えたくないだろうけど……。
学校はどうする?」
「……え?」
あまりにも急に、現実に引き戻された。