キミじゃなきゃダメなんだ


....ど、どうしよう。


どうしたらいいんだーー!!







....何が『暗闇でドキッ☆』だよ....!


そんなことする余裕ないくらい怖いんですけど!?



「結構本格的だね」


先輩が余裕そうな声で進む中、私はその横を怯えながら歩いている。


私達は今、お化け屋敷に入ったばかり。

辺りは真っ暗だけど、先輩が持っている淡い光の懐中電灯で、結構周りの様子は見える。

後ろにも前にも、私達以外に客はいない。


...というのも。

カップル限定というだけあって、このお化け屋敷にはルートが三つも用意されていた。


カップル一組につきひとつのルートへ案内して、カップルが出るまでそのルートに他の客は入れないようになっている。

好きなだけいちゃいちゃしろということだ。


そんなもん間違いが起きたらどうすんだと思ったけど、ちゃんと防犯カメラが設置されているらしい。限度は守れということだ。


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