キミじゃなきゃダメなんだ


一気に乱れた心を落ち着けようとしたのに、今度は横からデカい物音がした。ギャア!!


「い、今の何....!?もうやだ無理....」

「...........」


何故か先輩黙ってるし!喋ろうよ!さっきちょっと笑ってたじゃん!


二重の怖さに挟まれて、なんか段々とイライラしてきた。

今度は、どこからか女の不気味な笑い声が響いてくる。もう嫌だー!


「う、うええ、も、もう無理です先輩!出ましょう、ねえ」

「......出ない」


こういうときだけ返事するのやめて!しかも『出ない』!!


「実はホラーが無理なんですよ私!カミングアウトしちゃいますけどぉ!!」

「ふーん」

「『ふーん』!?」


ひどい!午前中の仕返しか?ジェットコースターに無理矢理乗せた仕返しなのか!?


ああどうしよう、ほんとに先輩怒ってるんだ。

今さら実感してきて、怖いのと合間って涙が出てきた。


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