極甘上司に愛されてます
目を覚ました時、俺はベッドの上だった。
未だ重たいままの頭を押さえながら上半身を起こすと、見慣れない景色に頭が混乱した。
ここは……そうか、彼女の……
昨日のことを思い返している途中、冷たい空気が肌を撫でる感覚がして下を向くと、俺は何故だか上半身裸だった。
『……どうして』
昨日飲んだ酒のせいかいつもより掠れている声で呟くと、隣で布団がもぞもぞと動いた。
そして、恥ずかしそうに顔を出したのは、すっぴんの美緒。
『……おはよう』
よく見ると、布団から覗く彼女の華奢な肩も素肌のまま。
こんな状況はまるで……
一瞬血の気が引くような思いがしたが、俺はそこまでだらしのない男じゃない、と思い直す。
……でも、どうして服を着ていないんだ。
『……昨夜って、俺……』
いちおう確認のため美緒に尋ねると、彼女は眉を八の字にして弱々しく言った。
『覚えていないの……?』
『……ぐっすり寝てしまったみたいなので』
『そんな……私、嬉しかったのに』
『嬉しかった?』
俺の言葉に身を起こした美緒は、胸元を布団で隠しながら、上目づかいで俺を見つめる。
『……すごく、優しくしてくれたから』
『……何を』
『じ、女性にそういうこと言わせないで……!』