俺様富豪と甘く危険な恋
トラやコモドオオトカゲなどのブースを過ぎ、出口近くのショップに入る。


「レン、見てっ!」


栞南が指さしたのは赤ちゃんのロンパースだった。

お腹のところに可愛らしい動物が大きく描かれている。キリンだったら、生地の模様もキリン柄。シマウマだったらシマウマのプリントとシマウマ柄。

とても可愛いロンパースだ。


「可愛いー、Honolulu zooって書いてある!」

「買っていくか?」

「えっ? だってこれ赤ちゃんのだよ?」

「いずれは必要になるだろう?」

「くすっ、レンったら気が早いんだから」

「いや、もうここに命が宿っているかもしれないぞ?」


後ろから抱きしめられ腹部に手が置かれる。


「レ、レンっ、ここお店の中っ」


ここではたいしたことではない、ちょっとしたスキンシップでも栞南にはまだ慣れなく恥ずかしい。

恥ずかしがる栞南の髪に蓮は口づけると、6種類のロンパースを手にして会計に向かった。


「ああっ、サイズも見ないでっ……」


そう言ってみるが、栞南自身赤ちゃんのサイズは全く知らない。まあ、いいかと、会計している蓮に自然と笑みが漏れた。

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