俺様富豪と甘く危険な恋
「勝手に入らないで」
「いいじゃない。勝手に入っても」
開き直った返事に、栞南は呆気にとられる。まだ身体にバスタオルを巻いたままで、とりあえず服を着ようとベッドの上に出して置いたサンドレスに手を伸ばす。
素早く上からかぶり、バスタオルを外す。
「ジェシカさん、どうしてそんな図々しいの?」
彼女を愛しているソフィアには悪いが、栞南は好きになれない。
「私が図々しい? 意味わかんない。あなたの方がよっぽど図々しいじゃないっ」
図々しいと返されて、二の句が継げない。ジェシカはふふんと鼻で笑う。
「彼の甘い汁を吸って生きてるじゃない」
「どういう意味?」
「蓮さんの目が失明したままで、大富豪の彼じゃなかったら結婚なんてしなかったんじゃないの?」
ジェシカはドレッサーに腰を寄りかからせ、爪をパチンパチンと弾いている。
「勝手なこと言わないで!」
栞南は会えなくてつらかった日々を思い出した。
「腹を割って話し合いましょうよ。私たちは彼らのお金に惹かれたって」
「私は違うわ!」
栞南は大きく首を横に強く何度も振る。
「いいじゃない。勝手に入っても」
開き直った返事に、栞南は呆気にとられる。まだ身体にバスタオルを巻いたままで、とりあえず服を着ようとベッドの上に出して置いたサンドレスに手を伸ばす。
素早く上からかぶり、バスタオルを外す。
「ジェシカさん、どうしてそんな図々しいの?」
彼女を愛しているソフィアには悪いが、栞南は好きになれない。
「私が図々しい? 意味わかんない。あなたの方がよっぽど図々しいじゃないっ」
図々しいと返されて、二の句が継げない。ジェシカはふふんと鼻で笑う。
「彼の甘い汁を吸って生きてるじゃない」
「どういう意味?」
「蓮さんの目が失明したままで、大富豪の彼じゃなかったら結婚なんてしなかったんじゃないの?」
ジェシカはドレッサーに腰を寄りかからせ、爪をパチンパチンと弾いている。
「勝手なこと言わないで!」
栞南は会えなくてつらかった日々を思い出した。
「腹を割って話し合いましょうよ。私たちは彼らのお金に惹かれたって」
「私は違うわ!」
栞南は大きく首を横に強く何度も振る。