俺様富豪と甘く危険な恋
「慌てるところが怪しいな。もしかしてソフィアを愛――」


栞南は両手を伸ばして蓮の唇を塞いだ。


「そんなんじゃないからっ。私が愛しているのはレンだからね!」


両手がやんわり外され、蓮の顔に満足そうな笑みが浮かぶ。


「よく言えたな。その言葉が聞けて俺は大満足だ」

「あ! もうっ! 言わせたくてっ!?」


恥ずかしがり屋の栞南は愛していると言わない。

愛していると言わせたい蓮の策略にまんまとはまった栞南だった。


「お前は恥ずかしがり屋だからな」

「そんなに聞きたいんなら、何十回、何百回だって言うからね? 愛してる。愛してる。愛してる。愛してる。愛――」


栞南は6回目で唇を塞がれた。

甘いキス。抱きしめられる強い腕。

こんなに愛してくれる人を、愛さずにはいられない。

栞南はこの上なく幸せな笑顔を蓮に向けた。


END

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