ギャル系女子が今日、黒髪おさげでやってきました。


「あんたにさぁ、そんなこと言われる筋合いないんですけど?
てか、昼休みなのになんで騒いじゃいけねーの?うちらの自由、勝手な理由で奪うなよ!ガリ勉!!」



うーわ。


かなりご立腹な様子で。



「ガリ勉はまぁ、否定できないけど。
勝手なのは君らの方だろう?
周り見てごらんよ。君らのようにアホ声だしてる人いないから。」



「アホ声って…!」



「間違ってないじゃないか。
実際に君らは勉強もできなければ運動もイマイチ。 他に凄い才能があるわけでもない。」



「黙れ!」



「あんたらうるさいんだけど。
杏里も。おさまりなって。」



こっちまでイライラしてきた。

杏里も杏里だし。



「とりあえずさ、今日はあたしらが悪かったんだから。怒んないでよ。」



あたしがなだめると、杏里は仕方ないなぁ…とかいいながら怒るのをやめた。

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