愛しい君へ贈る詩




絵が完成すると、結衣は片付けを始めた。
そして、戸締りをすると美術室を後にした。




校庭を走る彼を夢中になって描いていたこともあり、普段よりも下校時刻が遅くなってしまった結衣。
急いで帰ろうと焦っていた。


そして、下駄箱で靴を履き替えていると、後ろから肩を叩かれた。
驚いた結衣は、後ろを振り返った。
するとそこには…。









「あ…あずみ!もう、ビックリさせないでよ!」








振り返った先に居たのは、高校で知り合い、仲良くなった親友の仲川あずみ(なかがわ あずみ)であった。









「ごめん、ごめん。そんなに驚くとは思はなくて…。結衣も今帰り?珍しいじゃない。何時もは暗くなる前に帰るのに」

「…ちょっと、絵を描くのに夢中になっちゃって…」

「ふーん。結衣をそんなに夢中にさせる何かがあったの?」

「えっと…」

「まぁ、良いわ。歩きながら話しましょう」

「うん」








結衣は先程の出来事をあずみに話始めた。
結衣から聞いた話は、まさに恋する乙女。
あずみはなんだか嬉しい気持ちになっていた。




< 9 / 99 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop