男装ホスト★
***
龍は珍しく夕方にシリウスの前に立っていた。懐かしい…本当に珍しく新人の時以来振りに早く店に来た。恭ちゃんに言わなきゃいけねぇことがある。
「恭ちゃん!!」
厨房で仕込みをしていた恭ちゃんは龍の姿を認めると、顔をパアッと明るくした。
「龍ちゃん!!珍しいわね!!どうしたの?まさたアタシに会いに来たとか?いや~ん♡アタシ今恋人がいるのよねぇ~ざんねんながら…」
「ちげーよ。あれだ、昨日はゆうきを連れ帰って悪かった。ゆうきを怒らないでくれよな」
恭ちゃんはキョトンとした表情をした。
「いや…それはもう篤から聞いてたからいいのよ。アンタが下っ端の新人を構うとはねぇ…」
興味深そうな顔で推理をする恭ちゃん。こういう時だけ男っぽい顔をする。