君だから〜たった一人の君〜
「ねえねえ亜倖!」
「ん〜?何?」
笑顔で寄ってくる亜鶴弥に、亜倖も笑顔で返す。
「クレープ食べて帰らん?」
「いいね〜!行こっ」
「やった!」
ふと、疑問が出てくる。
毎日仲良く登下校している亜鶴弥と大輝。
まさか、喧嘩でもしたんかな…?
「亜鶴弥、大輝と喧嘩でもしたん?」
「えっ…ちゃうちゃう!今日は大輝、亮と2人でどっか行くみたいで。せやから久しぶりに亜倖と遊ぼ思て♪」