君だから〜たった一人の君〜

亜倖…か。


「まぁ…醤油いれたんやけど。亮もいつも焼くん?」


「焼かされる。俺が1番上手いからな」


「ふーん…」


確かに美味しい。


絶対言わんけど。


〜♪♪♪〜♪♪〜


亮の眉間にシワが寄る。


緩んでいた口がギュッと結ばれる。


「…?」


ゆっくりと携帯電話を開く。


画面を見る目はとても冷たい。


「はあ…」


重い重いため息。


「なん?」


「呼び出し」


「大変やな〜総長サンは」
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