あの日失くした星空に、君を映して。
「風香と工藤くんも来てるの。呼んでくるね」
まだ外を捜し回ってるはずだもん。
知らせてこないと。
「待って」
えっ……
「深影…?」
パシッと手首を取られて、その場に立ち尽くす。
直に深影の震えが伝わってきて、なぜか泣きそうになった。
「行くな」
突然のことに反応もできないまま、腕を引かれて深影に覆い被さる。
な、なに…?
片手をベンチの背に置いて自分の全体重を支える。
トン、と胸元に深影の頭が埋まった。
「深影…どうしたの」
「じいちゃん、泣いてた」
「え?」
深影のおじいちゃんが…泣いてた?
「ばあちゃん………が…」
「うん」
なに?まさか…
「目覚ますかわからんって」