あの日失くした星空に、君を映して。
体中の血液が凍りついたみたいだった。
血が巡った場所から感覚がなくなっていく。
今、何て言ったの…?
「深影…嘘だよね?」
そんなわけない。
おばあちゃんは元気だよ、大丈夫。
そう信じたいのに
「前から調子悪かったって…来週詳しい検査する予定やったんやって、言ってた」
深影は嘘って言ってくれなかった。
ジワ、と生地の薄い部分から何かが染みてくる。
深影の涙だ。
「ばあちゃんなら2階におるけん、行ってやって」
ゆっくりと腕を握る手を離される。
行けっていうみたいに。
でも…
「嫌だ」
今の深影を置いてはいけない。
頭を抱え込むようにして、今度は自分から深影を抱き締めた。